春一番が吹いた2月17日だった

春というのに、シクラメンは枯れるどころか17個の花をつけている。

まだつぼみもある。

「花のように笑った」という文学の表現がある。川端康成の文だったか・・・。

美しい表現だと思う。

「 天に星 地に花 人に愛 」  武者小路実篤がよく色紙に書いたことばだ。

15歳のころ、いたく感動した思いがある。

花にまつわるイメージは聖域のようなものがある。

高校のときの現代国語の教科書に、三好達治の詩があった。

甃(いし)のうへ  三好達治

あはれ花びらながれ

をみなごに花びらながれ

をみなごしめやかに語らひあゆみ

うららかの跫音(あしおと)空にながれ

をりふしに瞳をあげて

翳(かげ)りなきみ寺の春をすぎゆくなり

み寺の甍(いらか)みどりにうるほひ

廂(ひさし)々に

風鐸(ふうたく)のすがたしづかなれば

ひとりなる

わが身の影をあゆまする甃(いし)のうへ

当時の国語の先生が、この詩を暗記させた。

こうした詩を暗記することで毎年毎年、その季節になると親しむことができるといっておられた。その通りだ。毎年その恩恵にあやかっている。

入試とは違うアプローチを教えてくださった山口先生に感謝。