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封切り3本

5日、まず、丸の内ピカデリーで2本。

新宿で1日1回上映となり、満席が続いている、「彼らが本気で編むときは、」。

劇場で、やはり新宿で満席だったのでと言う秋山兼定プロデューサーにバッタリ。上映開始まで立ち話。

で、本作、母親が男と行方をくらまし、叔父の家で暮らすことになる少女。叔父の同居人は女性への性転換をしたトランスジェンダーだった。

子供の世界と大人の世界を同時に描きつつ、トランスジェンダーへの偏見と、その好奇の目に対してどう生き方を貫いていくかが少女の目線で描かれる。

次に、「愚行録」。

「怒り」(16)に似ていると思ったら、同じ一家惨殺事件をモデルにしているから。

事件から1年後、再び被害者夫婦の人間関係を探る週刊誌記者。彼の妹は我が子への虐待の容疑で収監されている。

夫の友人、妻の友人、それぞれの立場での、ある意味勝手な発言、お互いの愚行の吐露。そして、意外な犯人の愚行。

男と女の嫌な部分をこれでもかと暴露。

最後に、TOHOシネマズみゆき座で、「ラ・ラ・ランド」。

最後の回は特別上映で、歌のシーンに英語字幕が入り、客席で歌い出す人がいるかも知れないが、いいですかと。それはそれで面白いと思ったが、誰も歌いませんでした。

その色遣いは、ジャック・ドゥミのパステルカラーの粋さではなく、原色で極彩色の鈴木清順調。主人公の姉の名が“ローラ”と言うのがドゥミへのオマージュか、単なる偶然か。

唯々過去のミュージカルへの愛情だけでこしらえた作品。「セッション」(14)でもそうだったが、この監督、本の弱さを演出の力業でねじ伏せる。だから、テクニック的には上等。お話は――「シェルブールの雨傘」(64)には、別れの理由に戦争や結婚前の妊娠、と言うお膳立てがあった訳で。

まあ、パリの街角を赤い風船を持った少年が歩いていたりと、映画ファンが見れば涙チョチョ切れるテクニックではあります。

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