甘く美しいものは時折毒をはく

突然の報せでも驚くことはなかった

予感はなかった

それでもそうあって然るべきだ

身近にあってくれたものが知らないものになったわけではない

支えてもらったのは間違いない

一つのきっかけですらあった

微睡みのような甘美なときを与えてもらった

腹の底に響く一撃を喰らったことさえあった

他人は気付けないものでも違和感なく認識できた

その世界を広げてくれた

とても気になる存在となった

所以の為に一生懸命な姿が美しかった

手の届くところに未来はあった

羨ましい限り

目の前のことに精一杯であれば望むものは其処に現れる

好きなものを好きと言える

それだけで世界は変わる

その声に導かれて

毒は全身に回っている

青臭い位が丁度良い