小さい青い花

オオイヌノフグリと言えば、ブロックの隙間とかに咲く、小さいかわいい花だ。

さわると、ぽろっと花が落ちたりする。青くて繊細で、春の花で一番好きだった時期もある。

思いあまって、小学校の図画の時間「春の絵を描きましょう」で四つ切り画用紙いっぱいにブロックとオオイヌノフグリを描いた。こんな小さい花をこんな大きく、ていうアイデア自画自賛していたと思う。

イデアは悪くないけど絵は下手なので、ブロックのグレーばかりが目立つぼんやりした絵になった。

校庭のすみで写生して、描き終わって道具を放り出して遊んでたら、私の絵の近くに人が集まっていた。何かと思ったら、私が絵を描いてた真上の木の股に、極彩色の毛虫が無数にたかっていた。

小学生なので男の子が棒でつついたりして大騒ぎで、私は風のように絵と道具をかっさらって逃げた。オオイヌノフグリは、それ以来嫌いだ。

山岸凉子の漫画「天人唐草」は、このオオイヌノフグリをモチーフにしている。

少女漫画史に残るトラウマ漫画だけど、どっちかというと私には毛虫の方が切実なトラウマです。

脈絡なく季節外れ。夏ですね。

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